2023/05/05

ド貧乏人が投資でなけなしの貯金を溶かすまで⑥

2017年。それまで数年間続けた専業せどり生活を終え、給料の安い事務系の仕事に就いていた。

事務系の仕事はやはり女性が圧倒的に採用されやすい。

私はトランスだがカミングアウトはしていないので、普通に女性として求人に応募して女性として採用されている。

まぁ友人として仲良くなった人にはカミングアウトするし、戸籍が女性なので特にそれで問題になるようなことはない。 

トランスして変わったことを二つ挙げろと言われたら、①夜に自転車で出かけても職質されなくなった②女性の多い仕事に採用されるようになった、の二つをまず挙げるだろう。

 

2013年に投資で少し増やした資金は、その後ハマった会員制有料競馬予想サイトで半分以上溶かしてしまっていた。

おまけに毎日のように寿司などの高い外食に行ってしまい、2017年にはほぼ貯金ゼロ。

当時上げた生活水準を元に戻すのは中々大変だった。

私の親が昔言っていたのだが、一定の小金ができたら必ず何か散財するような出来事が起きて貯金ゼロに戻っていたらしい。

その血を受け継いでいるのかもしれない。。


2017年当時、世間では米国株インデックス投信や、米国連続増配株投資が流行り出していた。

働きたくない気持ちが強すぎた昔は投資信託なんてゆっくりお金持ちになる手段は検討の外だったが、歳を取って少し落ち着いたのか、ネットや本で情報収集するにつれて米国株インデックス信者になっていた。

初めて米国株インデックス投信を買ったのは2017年の7月。奇しくも株を初めて買ってから10年後だ。

翌年から始まったつみたてNISAにも申し込み、2018年半ばまで半年以上積み立てを続けた。

しかし、この頃仕事で役職がついてしまい、全く性に合わない管理職のストレスが私をブチ切れさせた。

働きたくない気持ちがまた強くなった。

2018年4月、再びデイトレを始めようとそれまで積み立てていた投信を解約してしまう。

おまけに日経225先物ミニの口座も開いてしまう。

 

しかし長くは続かなかった。

やはりデイトレは向いていない。もっとリスクを下げた儲け方は無いものか。

早々にデイトレを退散した私が目をつけたのが、IPO応募だった。

どうもIPOに当選して上場日にすぐ売却するとかなりの高確率で儲かるらしい。

時は2018年春、メルカリ上場が間近に迫っていた。

『当選株数の多いメルカリを当てて一儲けするぞ!』

思い立ったら行動の早い私は、物凄い勢いで主要な証券会社に口座を開設していったのだった。



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